『ステンレス』のページ一覧

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時効硬化熱処理後のテンパーカラー(大気炉)

析出硬化系ステンレスの時効硬化熱処理は480℃付近の温度帯で熱処理を実施します。 一般的には電気炉(大気熱処理)での処理が多く、テンパーカラー(薄い酸化スケール層)が付着します。 酸化スケール層は厚いほど耐食性にも影響すること、また製品の外 …

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析出硬化ステンレスのメカニズム

析出硬化とは、固溶化熱処理(溶体化熱処理)の後、時効硬化(析出硬化)を人工的に行うことをいい、ステンレスの600番台(SUS630 ,SUS631)、マルエージング鋼、ベリリウム銅、アルミニウム合金の2000番系、6000番系、7000番系 …

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腐食液依存性

近年、様々な機械部品の使用環境の劣悪化に伴い、硬度と耐食性の機能を同時に要求されることが増えています。本ページは硬度と耐食性のバランスが分かりやすいようにまとめたものです。 硬度と耐食性のバランス 塩水噴霧試験(5.0%NaCl) 1. 硬 …

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シリコロイD

シリコロイDは化学成分のひとつにSi(ケイ素)を多量に含有する高ケイ素ステンレスです。 また、オーステナイト系ステンレスで、SUS310S同等の熱間強度を有し、更にはインコネルに迫る耐高温酸化性、耐ヒートチェック性(熱衝撃性)に優れています …

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シリコロイB2

シリコロイB2は化学成分のひとつにSi(ケイ素)を多量に含有する高ケイ素ステンレスです。 シリコロイB2は二相ステンレス(オーステナイト・フェライト)で、オーステナイト系ステンレスよりも高強度で、SUS316同等以上の耐食性を有します。 ま …

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SUS430

SUS430はフェライト系ステンレスの代表的な鋼種で、耐食性、耐熱性および加工性に優れ、幅広い用途で使用されています。 一般的には18クロムステンレスと呼ばれています。基本的に焼なまし状態で使用され、金属組織はフェライトを呈しています。 化 …

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SUS316L

SUS316Lはオーステナイト系ステンレスの代表的な鋼種で、耐食性、靭性、延性、加工性、溶接性に優れ、幅広い用途で使用されています。 クロムニッケル系ステンレス鋼で主成分は18%Cr-12%Ni-2.5%Mo-低C(0.03%以下)、金属組 …

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SUS304

SUS304はオーステナイト系ステンレスの代表的な鋼種で、耐食性、靭性、延性、加工性、溶接性に優れ、幅広い用途で使用されています。 クロムニッケル系ステンレス鋼で主成分18%Cr-8%Ni、金属組織は耐食性に優れるオーステナイトを呈していま …

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SUS420J2

SUS420J2はマルテンサイト系ステンレスで、熱処理(焼入・焼もどし)により、高強度、高硬度を得られます。 耐食性は一般の焼入鋼よりは優秀ですが、オーステナイト系ステンレス、フェライト系ステンレスおよび析出硬化系ステンレスよりは炭素(C) …

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SUS440C

SUS440Cマルテンサイト系ステンレスで、熱処理(焼入・焼もどし)により、高強度、高硬度を得られます。ステンレス鋼の中では最も高硬度を有する鋼です。 耐食性は一般の焼入鋼よりは優秀ですが、オーステナイト系ステンレス、フェライト系ステンレス …