『熱処理』のページ一覧

熱処理

高周波熱処理:精密高周波熱処理を用いた局部高硬度化技術

析出硬化系シリコロイは用途に応じて局部的な高硬度化が可能です。硬度と靭性の両立が必要な場合、局部的に固溶化熱処理を行い、時効硬化熱処理を実施することで必要な箇所のみを高硬度化可能です。  析出硬化系シリコロイは高周波焼入れとは異なり、高周波 …

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熱処理変形:真空固溶化熱処理の変形量

時効硬化熱処理を大気熱処理炉で実施した場合、テンパーカラー(薄い酸化スケール層)の付着は否めません。 一般的に長尺品の固溶化熱処理は1000℃を超える高温からの急冷するため変形しやすい。大気熱処理の場合は、冷却方法が水冷や油冷のため長さが直 …

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時効硬化熱処理後のテンパーカラー(真空炉)

時効硬化熱処理を大気熱処理炉で実施した場合、テンパーカラー(薄い酸化スケール層)の付着は否めません。 テンパーカラーは30~100nm程度と推測され、研磨すると除去できます。しかしながら製品の全面や孔の内部等は除去しにくいという課題がありま …

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時効硬化熱処理後のテンパーカラー(大気炉)

析出硬化系ステンレスの時効硬化熱処理は480℃付近の温度帯で熱処理を実施します。 一般的には電気炉(大気熱処理)での処理が多く、テンパーカラー(薄い酸化スケール層)が付着します。 酸化スケール層は厚いほど耐食性にも影響すること、また製品の外 …

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ステンレスの熱処理寸法変化

析出硬化系ステンレスは焼入鋼と異なった熱処理プロセスで、比較的低温の熱処理で高硬度化するため、焼入鋼のような問題(熱処理歪み、寸法変化、焼き割れ、酸化スケールの付着など)が少なく、加工プロセス改善に有効です。 言い換えれば焼もどし処理で高硬 …