Q&A

寿命とコストの考え方は?

シリコロイに置き換えて、長寿命化できる場合に最もメリットがでることが多いです。

1. 素材費と加工費のバランスで素材比率が少ない場合

大型で重量比率が高い場合はメリットが出にくいです。

2. 小さい形状の部品

材料費がステンレスより高価でも、加工完成品の場合にコストが合ってくる場合があります。

3. 加工費用が高価な部品

複雑形状、工程多数、熱処理歪み等がある場合

4. 焼入れでの寸法変化、歪み、精度等が懸念され、製品の製造が難しい場合

析出硬化系シリコロイは460~490℃の熱処理で高硬度化できるため、熱処理での寸法変化や歪みを低減できます。

5. 複合化技術で必要な箇所のみにシリコロイを使用する

摩擦圧接法、部分的にシリコロイを接合(溶接、電子ビーム溶接等))でコストが合ってくる場合があります。