『硬度』のページ一覧

硬度

シリコロイを検討する時のポイントは?

特に耐食性と硬度、耐摩耗性などを同時に要求される場合に、長寿命化、トータルコストダウンにつながるケースが多いです。 (実績例:3~10倍の寿命化、用途や現状材によりますのでご注意下さい) 要求される機能性が「耐食性のみ、硬度のみ」という場合 …

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加工性は?

シリコロイA2・シリコロイXVI 固溶化熱処理状態(加工時)でシリコロイA2はHRC33~36程度、シリコロイXVIはHRC36~40程度なります。 SUS304等(HV200程度、HRC3以下)と比較すると硬度が高く難削ですが、大まかには …

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高周波熱処理:精密高周波熱処理を用いた局部高硬度化技術

析出硬化系シリコロイは用途に応じて局部的な高硬度化が可能です。硬度と靭性の両立が必要な場合、局部的に固溶化熱処理を行い、時効硬化熱処理を実施することで必要な箇所のみを高硬度化可能です。  析出硬化系シリコロイは高周波焼入れとは異なり、高周波 …

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析出硬化ステンレスのメカニズム

析出硬化とは、固溶化熱処理(溶体化熱処理)の後、時効硬化(析出硬化)を人工的に行うことをいい、ステンレスの600番台(SUS630 ,SUS631)、マルエージング鋼、ベリリウム銅、アルミニウム合金の2000番系、6000番系、7000番系 …

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硬度と靭性の関係

一般的に硬度と靭性は反比例します。用途に応じた硬度設計の参考としてご利用下さい。硬度と靭性の両立には高周波熱処理、レーザー熱処理、電子ビームを用いた局部高硬度化等の熱処理技術、異種材料との接合(摩擦圧接等)の複合化技術があります。 硬度と衝 …

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機械的性質比較表

本ページは代表的なステンレスや特殊鋼の機械的性質を比較検討するためにまとめたものです。用途によって分類して分かりやすくしています。 1. 機械的性質比較表 table.1   鋼種名 熱処理 引張強さ N/mm2 耐力 N/mm2 …

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腐食液依存性

近年、様々な機械部品の使用環境の劣悪化に伴い、硬度と耐食性の機能を同時に要求されることが増えています。本ページは硬度と耐食性のバランスが分かりやすいようにまとめたものです。 硬度と耐食性のバランス 塩水噴霧試験(5.0%NaCl) 1. 硬 …

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SKD61

合金工具鋼の一種で、炭素工具鋼にタングステン、モリブデン、クロム、バナジウム等を添加しています。SKD61は耐熱性・耐ヒートショック性を有し熱間金型用として多く使用されています。 化学成分の一例 熱処理 顕微鏡組織 耐食性 耐熱衝撃性(耐ヒ …

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SKD11

合金工具鋼の一種で、炭素工具鋼にタングステン、モリブデン、クロム、バナジウム等を添加しています。SKD11は高硬度・耐摩耗性を有し冷間金型用として多く使用されています。 化学成分の一例 熱処理 顕微鏡組織 耐食性 1. 化学成分の一例 ta …

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SUS420J2

SUS420J2はマルテンサイト系ステンレスで、熱処理(焼入・焼もどし)により、高強度、高硬度を得られます。 耐食性は一般の焼入鋼よりは優秀ですが、オーステナイト系ステンレス、フェライト系ステンレスおよび析出硬化系ステンレスよりは炭素(C) …